近藤先生御退官によせて


 少年老い易く○○○,一寸の光陰軽んずべからず,という。夏休みを待ちかねた小学生のころの濃密な日々は去り,このあいだ正月を迎えたばかりと思っていたら,もう節分が近い。愛知県の三河育ちの私は大きな川は北から南に流れるものだと思っていたが,市内の信濃川は北に向かって流れている。長生橋を渡るたびに北と南が入れ替わって方向感覚が狂うと,着任したときVOSに書いてから24年余りが過ぎました。  
 仕事は満点を目指してはいけない。期限前に60点でいいから仕上げて机の中で寝かせておきなさいと,橋勲先生にご教授いただいた。わずかな時間も無駄にしてはならないと堅苦しく考えると一歩も前に進めなくなる。昨日はもうどうにもならないし,明日のことはまだ今は手も足も出せない。肝心なのは今日できることを今日中に仕上げること,簡単なようで難しい。  
 冒頭の○○○は,「学成り難し」という。学生のころから苦手な電磁気を何とかしようと本学に来てから関連する本を毎年一冊は読むことにしたが,入試担当で電磁気の問題をみると今でも逃げたしたくなる。本文の締めくくりに,毎年,学生の卒業記念の色紙には餞として書く言葉を,自分に向けて書いておこう。「一生勉強!」
<長岡技術科学大学広報紙VOS192号より>

※近藤正示先生,並びに長岡技術科学大学広報係様,ご掲載の件認めて頂きありがとうございました。

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